トヤマテーブル

富山県の首都圏情報発信拠点、日本橋とやま館。
入口正面にある「トヤマテーブル」のディスプレイのお仕事をさせていただきました。

「富山の伝統工芸」をテーマに、今回は五箇山和紙、高岡漆器青貝塗、井波彫刻をご紹介しています。普段はなかなか目にすることができない、材料、道具や下絵など(もはや資料館レベル!)をご覧いただける貴重な機会となっています。
※2022年11月6日(日)まで

展示のおすすめポイントは

五箇山和紙:和紙の産地は日本各地にありますが、昔は産地によって作られる紙のサイズが異なっていました。展示では五箇山で元来作られていた八寸紙、傘紙、全国共通のサイズとなった菊判の3つのサイズの紙を展示しています。また、紙の重さ違いで3種類の菊判の和紙も展示しています。これらは触れていただいてもOKなので、ぜひ違いをお楽しみください!
五箇山では原料である楮の栽培から和紙づくりをされています。紙になるまでの大変な作業をいつかお伝えしたいです。

高岡漆器青貝塗:螺鈿師である故・武蔵川 建三氏が使用していた道具と下絵を展示しています。実はこれらは私たちも初めて見せていただいた物です。どんな工芸でもそうですが、道具は職人さんがそれぞれ使いやすいように工夫していかれます。唯一無二の道具たちなのです。下絵の展示もかなりレアではないでしょうか。また、繊細すぎてケースの中に入ってしまった美しい小棗も必見です!

井波彫刻:作家さんたちは、ノミから彫刻刀まで数多くの道具を使われています。スペース上、わずかな道具しか展示できなかったのが残念ですが、今回はあまりスポットライトが当たらない図案を南部白雲さんからお借りしました!自作の木炭鉛筆と共に、美しい図案を展示しています。
また、作品を貸し出してくださった井波彫刻協同組合さんの施設・井波彫刻総合会館がすごい!のでぜひ行ってみていただきたい場所の一つです。

お近くの方、お近くへ行かれる方、ぜひお立ち寄りください!

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